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2009年06月22日

ごめんね

前回の記事からだいぶ経ってしまいました。

あのあといろんなことがあり、ブログに書きたいことは山ほどあるのに書く余裕がありませんでした。短くてもいいからメモ程度でもいいから書けばいいのにね。一度書き始めると欲張って沢山書いてしまうのがいけないんですよね。

前回の記事に書いた5匹のミルク飲み猫。みなさんは私はこの子たちのお世話で大変なんだろうなぁと思ってるかもしれませんね。

でもいろいろ状況が変わって、今私は別の子を保護しています。

5匹組のうち2匹を預かってくださる予定になっていた方に、クリちゃんモモちゃんをお願いし、うちの預かりは3匹になり、大きくなってきたし、ミルクの間隔も長くしてちょっと楽になるなーと思っていたら…

6/8の朝、へその緒が付いている状態の仔猫が4匹捨てられているという情報が。

その子たちはスーパーの駐車場に段ボールに入った状態で捨てられていました。従業員さんがなんとか面倒を見ていてくださったようなのですが、こちらで引き取ることに。すぐに保温してミルクを飲ませました。

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うちには既に3匹のミルク飲み猫。この子たちも面倒を見たら7匹になってしまいます。しかも前の子たちよりお世話の大変な大きさです。さすがにムリ、と思い、3匹はなんとか別の方に預かってもらうことになり、うちでその目の開いてない4匹を預かることになりました。

白い4匹姉妹です。一番小さい子は80gでした。大きい子でも110gしかありません。そのうち1匹が最初から飲みが悪く、皮膚には細菌感染のできものができてたり、風邪の症状も一番ひどかったのですが、小さすぎて使える薬も少なく、病院で点眼薬と免疫力を高めるサプリをいただいて、あとは頑張ってミルクを飲ませて抵抗力をつけるしかない状態でした。

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80gの小さな体。飲みが悪いため成長も遅く、なかなか体重も増えてくれませんでした。まだ開いてない目から目ヤニがしみ出していて、拭いてあげたらようやく目が開いて…でもそこから膿のように眼ヤニがあふれてきました。開いた目の中に白い塊があって、「なんだこれ!?」と驚いてしまいました。取ってみると目ヤニが中で大きな固まりになっていました。

その後、点眼薬のおかげで目は良くなっていましたがくしゃみが一向に治らず…でも少しずつでも飲んでくれていたので、大きくなれば体力もついて良くなっていくだろうと思っていました。

19日(金)の夜あたりから、鼻から呼吸がしづらいようで、口で息をしていました。飲む力も弱くなってきて、自分からあまり吸ってくれなくなりました。自力で飲めない場合は食道までチューブを通してシリンジでゆっくりあげるようにと、それも頂いてきていたので、飲めなくなってきたらそうするしかないなと思っていました。

それでも何とか少しずつでも吸おうとしていたので、ゆっくり時間をかけてミルクをあげていました。翌日病院に連れて行くと鼻気管炎ということでインターフェロンを打ってもらいました。その後は吸う気力もなくなってきてしまったので、チューブを使ってミルクをあげました。

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6月21日の早朝、ちょっと症状が落ち着いたかな、と思って2時間ほど仮眠を取り、いやな感じがしながらも起きてキャリーを覗いてみたら…その子は姉妹2匹の間で旅立ってしまっていました。発見したときはまだ体にぬくもりがありました。最期を看取ってあげることができませんでした。寝るんじゃなかったと後悔しました…。

小さな小さな体で、頑張っていましたが、とうとう力尽きてしまいました。生を受けてわずか2週間ほどの短い命でした…。

今までも何度も経験していることですが、実家の協力なしで自分で保護して亡くした子は初めてでした。母にも「保護するってことは、こういうことも覚悟してやらなきゃダメなんだよね…。」と言われました。

仔猫はほんとに弱いです。いくら頑張っても助けられない…その度に自分の無力さを感じます。どうしてあげたら助かったのか、それを考えてしまいます。インターフェロンもあまり小さい子にはなるべくやらないほうがいいということでしたから打ったことが逆効果だったのか、飲みたがってないのにミルクをあげすぎたのか、誤嚥には気をつけていたつもりだったけどうまく飲めてなかったのか、保温が足りなかったのか…。

そして、なぜこんなに小さい子を捨てるんだという、捨てた犯人に対してとても憤りを感じます。もともと飲みが弱い子だったので、初乳もまともに飲めていなかったかもしれません。捨てた人は目の開いてない仔猫の面倒をみるのがいかに大変か、そしてこうやって助けられなかった時のこちらの心の傷みなど、考えてもいないんでしょうね。

この子にはまだちゃんと名前を付けていませんでした。でも考えていた名前があります。なのでちゃんとつけてあげることにしました。

4姉妹なので、若草物語の4姉妹から名前をとりました。「メグ(マーガレット)、ジョー(ジョゼフィーン)、ベス(エリザベス)、エイミー」です。

亡くなった子はベス。真っ白4姉妹でしたが、この子だけ耳や鼻の先が黒くなり出していたので、成長したらシャム系の色になったと思います。成長した姿を見たかったです…。大きくしてあげられなくてごめんなさい…。ベスのまともな写真を撮ってあげられず、いい写真がありません。ちょっと垂れ目でぱっちりしてるけどいつもうるんだ目をして、すごく可愛い子でした。

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実は他の子も下痢がひどくここのところ調子が悪かったのですが、一番症状が悪かったエイミーも今日ようやく自分で吸う力が戻り、一安心になりました。小さいのでまだまだ油断できませんけれど。この子たちは絶対無事に成長させて、いい里親さんのところに送り出します!

この子はいちばん体も大きくて活発な「メグ」
ベスの分まで幸せになろうね
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他にもご報告はいろいろあるのですが、今日はこれだけにしておきます。メールを下さっている方でお返事がまだできていない方、ごめんなさい。

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<追記>ここから先は、ベスの亡くなった後のことを記憶に残しておくために自分のためとして書いておきます。

亡くなったのを発見した後、ベスを抱いたまましばらく何もできませんでした。でもその日は里親会。1時間ほど経った後、あわてて他の子のミルクをやり、とりあえず里親会の準備をして出かけ、お迎えが必要な犬猫たちを迎えに行ったあと荷物を会場に預け、他のスタッフに事情を説明して里親会は休ませてもらうことにしました。

亡くなったときベスの体は排泄物で汚れてしまっていたので、きれいにしてあげたかったんです。家に帰ってからベスを洗ってあげました。ドライヤーの冷風でゆっくり乾かして、もとのふわふわのきれいな白い毛並みに戻りました。

実家で保護した子が亡くなった時は、実家の庭に埋めていましたが、今の私の家では土の部分が少なく、埋めてあげるところも少なかったので、里親会が終わって荷物を取りに行って送迎の必要な子たちを届けに行った後、火葬に連れて行きました。途中花を2束買って火葬前に入れてあげたのですが、あまりに小さくてお花で埋もれてしまいました。亡くなったときの体重はわずか125gでした…。

火葬している間、私のことを気遣ってくださったのでしょう、葬儀場の方は明るく沢山のお話をしてくださいました。ありがとうございます。きっと一人だとどんどん沈んでいってしまったと思います。

まだ骨もしっかりしてなかったので火葬後のお骨はほとんどわからなくなってしまっていました。入っていた箱の燃えカスのほうがまともに残っていた気がします。でもわずかに残ったその骨を見つけながら、小さな骨壷に入れてもらいました。

お骨を持ち帰るか葬儀場のほうに引き取っていただくか、どうするか尋ねられました。保護した子は連れて帰るのをあまり勧めてないそうです。保護活動している人は何度も経験することだから、みんな持ち帰ると大変だから、後のことは任せてね、というその方の思いやりでしょう。

私は、ほんの短い期間だったけど、うちの子として連れて帰りたいと思いました。なので連れて帰ることを選びました。そして、連れて帰ってそばに置いておくことで、助けられなかった命の重みを忘れないようにしたいと思いました。

若草物語のベスは病弱で、続編では亡くなってしまいます。4姉妹だから、若草物語の4姉妹をつけようかと思ったものの、なんとなくそれがひっかかって躊躇してました。でも結局亡くなってしまいました。付けようと考えた時点で良くなかったのでしょうか…。でも、このままその名前を付けることにします。

ベス、小さな体でよく頑張ったね。お疲れ様でした。
守ってあげられなくてごめんなさい。

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ニックネーム Chirota at 21:27| Comment(3) | TrackBack(0) | 保護日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。chirotaさん。

べスちゃんは、少しの間だったけど、人のぬくもり、姉妹の温かさ、いっぱい感じたと思います。そして何よりchirotaさんの愛を全身で受け止めたと思います。

べスちゃん。お疲れ様。
chirotaさんにも。そして、記事にしてくださりありがとうございました。
Posted by ジルセル at 2009年06月23日 20:20
こんばんは。 高野 二郎です。
chirotaさん、お疲れ様です。
今夜は、久しぶりに・・こちらに来てみたら・・
言葉が・・・出ないです。 なにを言っても・・
うまく・・言えない気がします。
まだ、安心できない状態なのですね。 
どうか・・・ご自分のお身体も、大切になさってください。
月並みな言葉しか・・言えなくて、申し訳ありません。 頑張って・・・ください。
また・・来ますね。
Posted by 高野 二郎 at 2009年06月23日 22:26
>ジルセルさん、

読んでくださって、ありがとうございます。同じ時期に、他の元気だった姉妹もみんな一斉に体調を崩したので、ベスが亡くなったのは鼻気管炎だけが原因ではなかったのでは…と思ってしまいます。ただ、他の調子が悪くなった3匹は下痢のせいだったのですが、ベスだけは下痢はしてなかったので、その辺はよく分からないのですが。

もし他の人が面倒を見てたら助かったのでは?と思ってしまうと、ベスにすごく申し訳ない気がしてなりません。

>高野様

セナくんのメールもいただいていたのにお返事せずすみません。後でお返事させていただきますね。

他の子たちもまだ下痢は続いているもののひどい状態は脱したようです。飲む量も復活し、体重が減ってた子も戻りつつあります。3匹でミーミーとミルク催促の大合唱です。調子が悪い時は鳴くのすらしんどそうだったので、元気いっぱい鳴いて「ミルク!ミルク!」ともがきながらキャリーを登ろうとする姿を見て、すごく嬉しくなりました。

実はベスの亡くなった翌日、健康診断だったんですよ。みんなに「ひどい状態で健康診断だねぇ」と言われましたバッド(下向き矢印) 結果が怖いなぁ。
Posted by Chirota at 2009年06月24日 09:39
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