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2009年05月20日

ずぶ濡れの公園の親子犬

先週の土曜日の夜、「上三川の緑地公園に親子の犬がいるので引き取ってもらえませんか」という電話を受けました。

私は電話の窓口になってないので、「なんで私のところにかかってきたんだろ?」と思いながらも、こちらの会では里親探しはするが引き取りはやっていないこと、頑張って自分で保護するか一時預かり先を探してもらえれば里親探しはできますということを伝えました。

でも猫と違って犬の場合、行政に捕獲されてしまったらおしまいです。土日は行政は捕獲しないでしょうから猶予はありましたが、日曜日に何とかしないと、月曜日に捕獲されたら最後です。ほっとくこともできず、日曜日の里親会に行く前に現地を見に行くことに。

日曜日は朝から冷たい雨。相談者の方と落ち合い、ワンコ達のいるところに行ってみると、母犬と1匹の仔犬がずぶ濡れでウロウロしてました。他の3匹の仔犬は茂みの中で丸くなっていたので、雨はしのげていました。

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預かり先のアテもなく、里親会に間に合わなくなるので、現地確認だけして里親会へ。そして、里親会が終わって再度現地に行きました。

他3匹の仔犬はいたものの、朝ウロウロしてたずぶ濡れチビワンコの姿がありませんでした。雨はやんでいましたが、うち1匹がなんだかぐったりしてる。

とりあえず3匹の仔犬を抱き上げ体を拭いて毛布にくるみました。もう1匹の仔犬の姿がないので、しばらく母犬をほっておいて様子を見ていたのですが、子犬を探す様子もなく、茂みの横に穴を掘って丸くうずくまってしまいました。

今から預かってもらうにしてももう夜です。さすがに今からじゃ頼めないし…と思っていたら、スタッフの方が1晩くらいならと預かりを引き受けてくださいました。なので、お母さんワンコも捕まえ、おうちの車庫の車を路駐させ(おまわりさんごめんなさい!)、そこにワンコ達を置くスペースを作ってくださいました。

なんとか1晩居場所が確保されたワンコ達。その夜相談者の方が自力で預かり先を見つけてくださり、翌日にそのおうちへワンコ達を移動させることになりました。

いなくなっていた仔犬1匹は、相談者の方が立てた掲示板の記事を見た方が矢板からわざわざ現地に来てくださり、全員は連れて行けないからと1匹だけ引き取って行ったということが後から分かりました。私たちがその1匹が取り残されてるかもしれないというのを心配しているのを知って、電話をかけて来てくださいました。現地に1匹置き去りになってたらまずいなぁと思ってたので、無事が分かって安心しました。

翌日は朝から動物病院へ。その後全頭シャンプーして、夜一時預かり先へお願いしてきました。一時預かり先では、娘さんが預かりに手を挙げてくださったのですが、ご両親が正式に知ったのはその日だったそう。それでもちゃんと引き受けてくださったご両親に感謝ですぴかぴか(新しい)

お父様は犬を預かるからと、その日に日曜大工で濡れ縁のところに広く床を作り、屋根までかけてくださいました。「間柱」とかちゃんと用語が出てきたので大工さんかと思ったら、別にそうじゃなくて、電気屋さんだとか。でも聞いたその日に作っちゃうなんて、すご〜い。

お母さんワンコは推定2〜3歳、フィラリア(-)、体重はガリガリの状態で16kg、おなかの虫も大丈夫でした。
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仔犬たちは推定1ヶ月強。

この子は女の子。
お母さんにの毛色になるのかな。
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この子は男の子。ウシみたい。
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この子も男の子です。
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里親会に出すにはまだちょっと月齢が早いので、まずネットで募集をかけようと思います。おそらく仔犬はすぐに決まるでしょう。あとは…お母さんですよね。

お母さん、大人しくてとってもいい子なんです。捕獲も全く手がかかりませんでした。「おいで」というと素直に来てくれる。ただ、どうも男の人が苦手のようで、男の人が近付くと唸って吠えてました。でも捕まってしまえば、そういうこともありませんでした。棒状のものを見てちょっとおびえる様子があるので、棒で叩かれた経験があるのかもしれません。

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お散歩もきちんと人間の歩く速さに合わせて歩いてくれますし、歩いている途中で「じゃああっちいくよ〜」と指をさしたら、それを見てその方向に進んでくれます。ちょっとサイズは大きめですが、室内で飼っても全然問題なさそうなワンコです。

今回はなんとか相談者の方が頑張って一時預かり先を見つけてくださったので、とりあえずは危機は脱しましたが、こういうときほんと困ります。一般の方は「ボランティア団体=引き取ってくれるところ」と思っていて、ほんとに「引き取ってくれ」という相談が多いです。でも実際には預かり先はこっちが探したいくらいで、かといって一度受けた相談をほっとくこともできないし…。行政は処分にお金を使うんじゃなくあんなに立派な建物持ってるんだから保護施設にしてよ〜と思ってしまいます。そのためにはまず増やさないようにする対策を取らないといけないですけどね。

今回の親ワンちゃんは飼い犬であったにもかかわらず避妊手術をしてなかった。はっきり言って、「飼い犬は不妊手術をする」というのを義務化してほしいと思っちゃいますよ。手術には反対意見の人もいると思うけど、そういう人はどんどん殺されていく犬猫の現状をその目で見たことがあるんでしょうか…。せめて、助成金を全市町村で実施してほしい。

とにかく、この親子たち里親募集しま〜す!あ、お母さんは一応元の飼い主探しもしなきゃですけど。

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ニックネーム Chirota at 23:27| Comment(4) | TrackBack(0) | 保護日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。 高野二郎です。 仕事の合間に・・・こちらも、見させていただきました。

日頃、私が・・・感じていたことが、ずばり・・書いてあったので、思わず・・コメントしたくなっちゃいました。

私は、小さい会社を経営してます。 たった5人の小さな会社です。 工作機械を使って、自動車や、オートバイの試作部品を受注してます。
去年の秋からの・・・大不況で、苦しい経営が・・続いてます。 でも、頑張って・・・乗り越えます。 家族と・・笑顔と、セナ君のペロペロ攻撃を・・・励みに。^^

さて、本題です。
行政が、動いてくれれば・・いいんですよね。
だって・・会社って、黒字だと・・恐ろしいくらい・・税金払うんですよ。
意味の無い、無駄なことには・・たくさんお金を掛けて。 建物を立派にする余裕あるなら、少しは、動物の命のために・・・使ってほしいです。
例えば、去勢とか避妊なんて、無料でして欲しいです。 青山様のおっしゃるとおり、それに反対な意見を持ってる人は、現実を見てないだけって、私は思います。 動物保護の、活動をなさってる・・・皆さんは、日常の時間を削ってまで・・頑張ってますよね。 そういうことは・・・税金から手当てを出すとか、自治体の職員の労働にするとか、できると思います。
私が、犬の居る生活を考えた最大の理由は・・・
息子が成長していく中で、一緒に生きて・・
そして・・天寿を全うするときには・・犬が・・
生命の尊さを、息子に残してくれるって・・
考えたからなんです。
日本は、子供の教育には、わりと・・熱心ですよね。 でも、学校では教えてもらえない、大切なことを、犬から・・・教えてもらえるって、私は思います。
いろいろ・・・書きましたが、私には・・青山様や、塩野様、豊田様のように活動することは、できません。 申し訳ない気持ちです。
皆様には、頭が下がります。 本当に・・ご苦労様です。
セナ君が、我が家で・・天寿を全うすることで・・・皆様への感謝の気持ちと・・させて頂きます。
きっと・・世の中が、変わる日が来るって思います。 みなさま・・お身体にお気をつけて・・
頑張ってください。
Posted by 高野 二郎 at 2009年05月21日 15:14
高野様、コメントありがとうございます四葉 セナ君も順調そうで嬉しいです。とてもいい方にもらわれて、セナ君の元飼い主さんも、お喜びになると思います。沢山の犬の中からセナ君を見つけてくださって、ほんとにありがとうございますかわいい

行政に対する不満はおそらく保護活動をされている方みんなが抱いていることでしょうね。

私なんかよりももっともっといろんなことを犠牲にして不幸な動物を減らしたいと頑張っている人が沢山います。どうしてそこまでするのか、それは、それだけ沢山の行き場のない動物たちがいるからですよね。

国が推進計画を打ち出したので、ようやく栃木の動物行政も少しずつ変わってきました。収容犬の一般譲渡や仔猫の譲渡など、今まで行われていなかった事業も始めました。変わりつつあるのは嬉しいことですが、一番変わらなきゃいけないのは飼い主をはじめとする、すべての人間の意識ですよね。

里親会に来てくださる方々はもちろん犬猫が欲しいという方でしょうけれど、ただ単に犬猫をもらう場所と考えるだけでなく、どうしてこういうボランティアが存在しなければならないのか、それを少しでも感じてほしいなと思います。

そして、特に子供たちに知ってほしい。動物たちの素晴らしさと、その動物たちが不幸な目に逢っている現実を。そのためには親や周辺の大人たちがきちんとそれを伝えられなきゃいけないですよね。

目の前のことだけにしか意識が向かず、その背後にあるものを気にも止めない、それは動物のことに限らず、いろんなことに当てはまります。食品問題・雇用問題・高齢者問題・環境問題・海外の紛争や飢餓…。自分の事でいっぱいっぱいの人が多い世の中ですが、視野を広くし、他者を思いやることがなければ、世の中良くなっていかないと思います。

なんだか話がどんどん違う方向に行っちゃいましたねあせあせ(飛び散る汗) とにかく、ほんとはもっと動物問題に困っている全ての人を受け入れられたり、行政を動かしたりできるような大きな力であるといいのですが、なかなか現実はそうではないのが、悔しいところです…。でもとにかく私がやれることはやる、それしかないと思ってます。
Posted by Chirota at 2009年05月22日 11:43
文章を拝見させて頂き、一度飼ったペットを簡単に捨てる人が信じられない、反面、世の中、こんなにいい人が居るから、小さな命が
沢山今存在するんだと思います。

私も小さい頃からペットを飼ってたので
あなたの気持ちが痛い程分かります。

出来るなら、先のない犬も猫も全て
引き取りたいと本気で思います。

将来、そんな場所を作りたいです★

本当、あなたに感動し、ついつい
馴れ馴れしくメールさせて頂いた
次第であります。

失礼致しました!

Posted by 滋子 at 2009年07月09日 01:44
滋子さん、

あたたかいコメントありがとうございます。

やってもやっても次々に来る相談をみていると、いくらやってもエンドレスなんじゃという気がしてなりません。

保護施設を作ったとしても、「飼えなくなったらそこに引き取ってもらえばいいや」と安易な飼育を助長させるのではと思うと考えてしまいます。

オーナーライセンスとか、もっと生き物を飼う際に歯止めが必要ですよね。

犬の飼い主さんにしても、年1回の狂犬病予防注射のことは知ってるのにワクチンやフィラリアのことは全く知らない飼い主も多いです。法律で決められてることはやるんですね。法律に頼るのも情けない話ではありますが、法律にしなきゃ分からないならもっといい法律作ってほしいです。

ていうか、自治体での狂犬病の集団接種の時に、その辺についても指導してくれればいいのにバッド(下向き矢印)

野良猫問題も一向に減らないし…。先日は里親がなかなか決まらない子の保護主さんが処分もやむなしと言ったりして、どうしてちょっと里親探ししてもらい手が出なかっただけであきらめてしまうの?って思いました。その子の命を絶つ決断を下すほど、あらゆる手を尽くしてみたの?その子の命はそんな簡単に諦められてしまっていいの?と思いました。

次々に来る相談案件に頭を抱え、ブルーな気持ちになっていましたが、滋子さんのコメントに少し元気をもらいました。ありがとうございます!少しずつでも、頑張ります
Posted by Chirota at 2009年07月13日 18:06
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