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2008年04月26日

悲しいお知らせ

実家で保護しているさくらちゃん親子ですが、1匹の女の子がずっと下痢をしていて他の兄弟に比べて成長が遅い、というので1週間前の土曜日に動物病院で診てもらいました。原因はコクシジウムでした。

でも、そのときまだ生後2週間。小さすぎて抗生物質を出すのはあまり勧めたくないとの先生のお話だったので、整腸剤だけ処方してもらいました。下痢をいていても一番元気で活発で、他の子達は目やにがひどいのですが、この子だけはお目目パッチリ。すごく器量のいい子でした。

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とりあえず元気なので、しばらくそれで様子を見ていたのですが、急に母から勤務中に連絡があり「チビちゃん(兄弟の中で一番小さかったので)が元気がない!死んじゃうかもしれない!」ということだったので、すぐに病院に行ってもらいました。

診察の結果、低血糖で低体温になっており、体温が35℃しかありませんでした。どうもおっぱいを吸っていてもちゃんと吸えてなかったようです。兄弟との対格差が広がり、そのときで既に倍くらい違っていました。他の兄弟は300gを越えているのに、チビちゃんは150gしかありませんでした…。

以前やはりコクシの子を保護しましたが、コクシが落ちるまでなかなか体重が増えませんでした。きっと体格差で他の兄弟に負けちゃって、いつもはじき出されちゃってたようです。母はちゃんとその辺もチェックしてくれて、おっぱいのところに連れて行ってくれてたりしていたのですが、その日はきっと吸う力も弱っていたのでしょう。なので人工哺乳に切り替えることにし、母がずっと懐の中で保温してくれました。母乳じゃなくなるので、コクシもちゃんと治療しましょうということで薬も処方されました。

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私も仕事の後実家に寄り、チビちゃんのお世話をしましたが、その後ミルクを少しずつ飲み、自分で動き回るくらい回復してくれました。その夜は母が付きっ切りで保温とミルクをやってくれ、朝に連絡を入れたときは、「少しずつ回復してるよ」と言うので安心していました。

保温してスヤスヤ寝ているチビちゃんです。
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ところが、その数時間後、「チビちゃんと10時30分にお別れになってしまいました」と連絡が入りました…。母の懐の中で眠るように逝ってしまったそうです。朝まではちゃんとミルクを飲んでいたのに、急に飲む力がなくなって…。また母に悲しい思いをさせてしまいました。ごめんなさい…。

振り返ると、その時そのときの判断が果たして正しかったのかと、自分でいろいろ後悔してしまいます。もっと初期に病院に連れて行っていればよかったのかなとか、コクシと分かったとき整腸剤ではなくやはりちゃんと治療した方がよかったのかなとか、逆にコクシの薬を与えたからダメだったのかなとか、いろんなことを考えてしまいます。

チビちゃんがうちに来たのは偶然です。その1週間前までひなくんを預かってもらっていたので、ひな君を引き渡していなければさくらちゃん親子を預かることはなかったでしょう。でも、全ての出会いが必然なのだとしたら、チビちゃんがうちに来てたった20日間だけ生きて、逝ってしまった意味は何だろう…。なんのためにチビちゃんは生まれてきて私たちの前に現れたのだろう、そう思ってしまいます。

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親ごと保護して「仔猫は親が面倒見てくれるから」と少し安心していた私たちを戒めるためなのでしょうか。小さい仔猫たちがとてもデリケートなものだということをみんなに伝えるためなのでしょうか。強い固体だけが生き延びていくという自然の摂理を知らしめるためなのでしょうか。獣医さんがチビちゃんの診察の際におっしゃってた「淘汰の対象なのかもしれない」という言葉がすごく心に突き刺さっています。

チビちゃんは昨日母と一緒に実家の庭に埋葬しました。チロタのお墓の隣に埋めました。母と「チロタの隣だから、きっとチロタが面倒見てくれるよね」と言っていました。庭には沢山の春の花が咲き乱れていました。紫色の大根の花、サクラソウ、フロックス、菜の花、オキザリス…。そのお花達を「チビちゃんと一緒にいてね」とちょっと摘み取らせてもらって、チビちゃんをお花で一杯にして埋葬しました。

仔猫たちの成長を楽しみにしてくださっていたみなさん、ほんとにすみません。残った兄弟たちは元気に成長しています。この子達は絶対に守ります!そしていい里親さんにもらってもらえるように頑張ります。

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ニックネーム Chirota at 13:52| Comment(6) | TrackBack(0) | 保護日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小さな命が亡くなってしまったこと、とても残念ですね。
私も猫を飼っていますし、過去には実際に直面した事もあるので、その悲しみが分かります。
悲しみに暮れて気持ちが落ち着くまで、その事について話すなんて、そんな事は絶対に出来ませんでした。そして何年も経った今でも、詳細を語ることなんて出来ないほど辛く悲しい出来事でした。
ですが貴方は亡くなってすぐに淡々と詳細を書いていけるんですね。皆さんに伝えようと言う責任感から出来る事なのでしょうか?お強いんですね。
Posted by 野口 at 2008年04月26日 22:35
とても悲しい出来事でしたね(T_T)
我が家の預かりっ子達 今の所とても元気にしてます ママのくーちゃんも頑張って子育てしてくれてますよ(^.^)  しかしいつ何があるか分かりません 十分注意していきます

ちびちゃんが亡くなる時に お母様の暖かい胸の中で安らかに逝けて良かったです
寒く一人で逝かなくて良かったです

近じか 写真upしますね 楽しみにしてて下さい
Posted by 角田  at 2008年04月26日 23:00
Chirotaさん、お久しぶりです。

とても悲しい出来事ですね・・・。保護されなければ寒い中亡くなってそのままだったかもしれません。短い間でも母猫はもちろん、Chirotaさんとお母様から温かい愛情を受けてチビちゃんとても感謝していると思います。今は本当に生前のようにチロタちゃんがお世話をしてくれているでしょうね。
Posted by メープル at 2008年04月29日 12:01
>野口さん
コメントありがとうございます。野口さんも悲しい経験をされたのですね。目の前で愛しい子が逝ってしまうのを見るのはとても辛いですよね…。
確かにチビちゃんが亡くなった当日・翌日は書く気になれませんでした。でも、この子達を保護するときに関わった方々、見守っていてくださってる多くの方々には、きちんとありのままを伝える義務があると思い、記事に書きました。この子は自分の猫ではなく、この子の保護に関わった全ての人の猫だと私は思っているからです。
すぐに淡々と書けることが冷たいと取られてしまうかもしれませんが、チビちゃんが亡くなった時の私がどんな気持ちだったかは私の身近な人が分かってくれています。だから、私は自分がいかに悲しいかをブログに書き、皆さんに私の気持ちを理解してもらいたいとは思っていません。私はこのブログは今の動物達の置かれている状況をいいこと悪いこと全て含め事実を伝えること、それを目的に書いています。その事実について少しでも多くの人が考え、この問題に関心を持って下さったらいいなと思っています。

>角田さん
優しいお言葉ありがとうございます。そして、親子の預かり、本当にありがとうございます。うちの子達は最近疥癬が出てしまって治療中です顔(汗) 目やにもなかなか治らないので目薬も出してもらいました。無事に成長するまで心配ですよね。6匹の元気な姿が見れるのを楽しみにしていますね。お母様にも宜しくお伝えください。

>メープルさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。以前のご質問の回答もきちんとできてなくて申し訳ありません。チロタ、ちゃんとチビちゃんを世話してくれてるかなぁ?メープルさんの日記も拝見しました…。これからのチャッピィちゃんとの日々大切に過ごしてくださいね。
Posted by Chirota at 2008年05月01日 23:56
 はじめまして。Chirotaさんのブログを拝見してとても勇気づけられ、つらく悲しい思いをしたのは私だけじゃないと励まされました。それは、私もチビちゃんのように、約2ヶ月前に拾ったばかりの子猫を月曜日に亡くしたばかりだからです。その子猫はポンという男の子で、食いしん坊でごはんが大好きだけど、心の優しい子でした。私はポンに出会うまでは元気がなく体調も悪かったのですが、ポンに出会ってからは毎日が楽しく明るくなりました。でも1週間前にごはんも食べなくなり下痢をしましたが、いつもの病院で注射だけして一度は食いしん坊も復活し他の猫と遊んで暴れて元気になってきて、このまま前のポンに戻る事を信じていました。でも日曜の夜中、突然みるみる容態が悪くなってチビちゃんと同じように低血糖低体温になり、必死に体を温めやっと診てくれた動物病院で蘇生して、一度は意識を戻して私の顔を見て立ち上がろうとしてくれましたが、自宅に連れて帰ったら安心したのか天国に逝きました。私もChirotaさんのようにその時その時の判断が正しかったのか後悔してばかりです。私に寄生虫の知識があって、すぐに虫下しを飲ませていれば、子猫の下痢は注意しなければならないと知っていたら、初めに行った病院で注射しても下痢が治らないから他の病院に行っていれば、私が早く気づいていれば、あの時こうしていれば私がこうだったら、ポンは今も生きていたのにと、きりがなく自分を責めています。でも、私もChirotaさんのように悲しんでばかりでなく、強く優しい人になりたい。ポンが私にたくさん与えてくれたように、今度は私が与えてあげたいです。
Posted by ポン at 2008年07月31日 22:02
ポンさん、ブログ読んでくださって&コメントくださいまして、ありがとうございます。レスが遅くなってしまってごめんなさい。

ポンさんも、最近とても悲しい経験をされたのですね。私も何度も経験していますが、そのたびに自分の無力さを痛感します。

でもその子がいたからこそ学んだことも多いはず。だから、私はその子が亡くなったことは決して無駄にはしないという気持ちで前に進んで行こうと思います。たった一つしかない尊い命が失われたという重みをしっかりと感じながら…。

そして、その子がこの世に間違いなく生を受けたという事実を決して忘れないこと、そして、その子の仲間達を1匹でも多く救うこと、それが残された私たちにその子にとって出来ることだと思っています。

外の世界で生きる猫たちは過酷な日々を送っています。この春生まれた子猫の何割が無事に大人になれたのでしょう…。私の関わっている会ではここのところ続々と猫を保護したという問い合わせが来ます。無事保護されて里親を探してもらえる子は、生まれた子猫のうちのほんの一握りに過ぎないでしょう。

自然は容赦ないので、強い個体が生き残り、弱い個体は他の生命の糧となります。それが自然の摂理であり、仕方のないことかもしれません。でも、人間の身勝手で生じている今の野良猫・捨て猫の問題は、人間の手で解決できる問題です。そこをもっとなんとかすれば、無駄な死も無くなるはずです。

私たちの身近にいる小さな隣人たちが邪魔にされたり毛嫌いされることなく、人間と共に穏やかに暮らしていける、そんな世の中になってほしいです。
Posted by Chirota at 2008年08月06日 20:43
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